床座を楽しむ座椅子ソファ

pattari-shouza 【ぱったり床座】

concept

座っても寝転んでも気持ちいい。
床座を楽しむソファのような
座椅子がほしい。

第7回デザイン競技会で、造作ソファづくりのパートナーである静岡のソファメーカー・園田椅子製作所と共同開発・発表した作品をもとに、さらに改良を重ねて製品として発売することになりました。

大瀧建築が建てる家の床には、地元天竜の杉やひのきを浮造り(うづくり)加工した無垢材を使います。 手ざわり足ざわりが良く、床に座って気持ち良くくつろぐことができます。椅子やソファを使って暮らすようになった今も、日本の住宅の寸法は、床座に適応して理を築いてきたものです。 床に親しむ暮らしのための家づくりをいつも考えています。

園田椅子製作所と取り組んだのは、大瀧建築が建てる家にふさわしい「床座を楽しむ家具」をつくることです。 無垢のフローリングや畳を埋め尽くすことがなく、床座の暮らしを楽しむことができ、ソファやカウチのような快適さも得られる座具とはどんなものだろうか。 あれこれ思索を巡らせていたときにヒントとなったのは、「ばったり床几(しょうぎ)」という、日本古来の造り付けの折りたたみベンチでした。

建物や空間になじみ、コンパクトだけれどらくに座れて快適にすごせる。使わないときは板の間、畳の間をじゃますることがなく、使いたいときに使いたい場所で、嬉しい床座の時間を生み出してくれる。 そんな考えをもとにデザインし、家と同じ素材を使い、建築の構造を活かした木部フレームと、ソファメーカーならではの上質なクッションを組み合わせて、この「pattari-shouza・ぱったり床座」が生まれました。 座っても寝ころんでも気持ち良い、床座のための家具です。

フレームは地元浜松の天竜杉。
建築の組手、仕口を生かした
デザイン、構造です。

pattari-shouzaの木部フレームは、家に使う木材と同じ無垢杉を使っています。 椅子に使われるのは強度の理由から広葉樹が主流ですが、家の骨格には杉材が使われるように、材料の取り方、接合方法によって強く丈夫な構造となります。 大瀧建築の家によく似合う座具を、刻み大工の技術と知識を生かしてデザインしました。

上質なウレタン材とソファの縫製技術でつくる
気持ち良いクッション。

クッションは、ソファ専門メーカーならではの、確かな品質がそなわります。固すぎず柔らかすぎず、気持ちよくお尻、腰を受け止めます。 まくらにもなる背クッションには、フェザーを使い、背板にも薄クッションを巻くことで、快適さを高めています。 上質なクッション材を用いるとともに、確かな縫製技術で仕上げることで、型崩れしにくい耐久性がそなわります。張地は、クリーニングできるカバーリング式です。

ソファのような座椅子。
広げて使えば床座カウチ。
床座を楽しむ家具です。

クッションをたたんだ高さは19.5cm。ざぶとんや座椅子よりも、らくな姿勢で座れます。ぱたぱたと広げれば、床座のカウチ。 背にもたれて足を投げ出して本を読んだり、クッションをまくらにして、うたた寝にもちょうどいい家具です。 フレームの杉材は、あたたかみや和らぎが手のひらから伝わってきます。オイル仕上げの無垢材ですから、使うほどになめらかさが増し、愛着が深まります。

使いたいとき、使いたい場所で。
軽く持ち運べて置き場はコンパクト。

無垢のフローリングにしても畳にしても、床そのものが気持ちいい居場所。 せっかくの空間を家具で埋めてしまわないように、快適さを確保しながら、できるだけコンパクトになるようデザインしました。 使わないときは部屋の隅に置いて、使いたいときに使いたい場所に持っていく。杉は軽量な木材なので、仕上がりも軽く、らくらく持ち運べます。 pattari-shouzaのフレームは、杉・白太(しらた)と杉・赤身(あかみ)の2種、張地は90種類以上を用意しています。

pattari-shouza【ぱったり床座】・仕様

樹種
杉・白太/杉・赤身 共に天竜材
クリアオイル仕上げ

サイズ
W560 D486~1170 H295
SH195/65

張地
[NC]70色以上
アクリル70%・ウール30%
[TR]20色以上
アクリル70%・ウール30%
共にカバーリング式

参考価格
38,000 円(税込 41,800 円)
木部 白太張地 NC125
木部 赤身張地 NC010
張地 
※この他のカラー、張地も
カタログからお選びいただけます。
  • NC010
  • NC016
  • NC033
  • NC109
  • NC125
  • NC129
  • NC130
  • NC131
  • NC135
  • NC158
  • TR2002
  • TR2005
  • TR2006
  • TR2009
  • TR2013
  • TR2014
  • TR2015
  • TR2018
  • TR2020
  • TR2021