造作家具づくり
モンブランテーブルとリウッドテーブル

オリジナルデザインのダイニングテーブル
デザインパートナーの中村圭吾さんのデザイン。製作は、股旅社中活動の縁でつながった徳島のテーブル工房 kiki。素材は栗の無垢材です。ちなみに、リビングソファもテーブル工房 kikiの製品「BANCOソファー」。 別注で、ダイニングテーブルと揃えて栗材でつくってもらいました。

テーブルの天板は、幅ひろの3枚幅はぎ。長手の1辺は緩やかにカーブし ていて、すっきりとした印象はそのままに、対面に座ったときに程良い距離感が感じられます。側もかまぼこ型に削ってあり(ボーズ面)、やわらかみがあります。

脚も、このテーブルのためにデザインしました。空間や背後のキッチンとの相性をふまえた独特な形状で、長手方向から見ると足元を隠してくれるように配慮され、横から見たときには分厚さを感じないすっきり洗練された印象です。
天板裏には反りどめを施し、仕上げはオイルフィニッシュ。使えば使うほど栗材は艶が増し、風合いが深まっていきます。愛嬌のあるデザインと栗材にちなんで、「モンブランテーブル」と名づけました。

一枚板の銘木を蘇らせた鉄脚のテーブル
大工の家の隣に建つ草屋根の家にそなえたテーブルは、チェリーの一枚板天板です。昔のお屋敷などで使われていた座卓の天板のウレタン塗装を削り落として、オイルで仕上げでリメイク。今や希少で入手困難な一枚板を蘇らせた天板です。「リウッドテーブル」と名づけました。

脚部は鉄製。これも中村さんのデザインで、製作は股旅社中の会員メーカーである杉山製作所に依頼しました。立ち座りがしやすいように天板下のスペースを極力ひろくするために脚は細身にして、コンクリート土間に固定しています。しっかりとした強度を確保しながら、チェリーの天板が引き立つデザインです。

モデルハウス見学の際は、「モンブランテーブル」と「リウッドテーブル」 を見比べてください。